ブログ「カモメ(鷗):Common Gull」

トピックス;カモメ『名付け方が判らない。』『「カモメとウミネコ」との違いは一見では難しそう?』『「カモメの水兵さん」・「かもめのジョナサン」を皆様方はご存知ですか? これら童謡や寓話小説もその時代を映しています。』 
和名「カモメ」:漢字で「鷗:鴎」と書きます。美濃国金華山麓上空で飛翔姿を観ることが出来ました。

ご存知、カモメと云えば童謡に「カモメの水兵さん」があります。今から82年前の1937年、作詞家、竹内俊子さんが次のような歌詞をお作りなられました。『カモメの水兵さん!カモメの水兵さん!白い帽子、白いシャツ、白い服、波にチャップ、チャップ浮かんでいる!』この詩、「カモメの水兵さん」が作られたのが昭和12年(1937)で支那事変(いわゆる日中戦争)が勃発した年です。この武内さんは「船頭さん」「リンゴのひとりごと」「赤い帽子白い帽子」などを作詞し活躍なさいました、
残念ですがWeb情報よれば、特に「カモメの水兵さん」や「船頭さん」などは、当時は戦時色が強くこの歌詞の二番・三番の内容はそれを反映した歌詞を変更??したとも云われています。

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さて、1947年北隆舘発刊、「改訂増補 日本動物図鑑」P204では脊椎動物の鳥網で鷗(かもめ)目「カモメ科」に属し6種がありますが、本種を次のように説明しています。『邦産かもめ類中最モ普通ノ種類ニテ、形 稍大、港灣・河口等ノ海上ニ群棲ス、體ノ主色白色ニシテ翕(キュー:収めた羽)ハ青灰色ヲ呈シ、翼ノ次列風切羽ハ翕ト同ジク、初列風切羽ハ第一ヨリ第三迄黒色ニシテ先端ニ近ク黒帶ヲ有シ、末端ハ白色ナリ、冬羽ニテハ頭部及ビ後頭ニ灰褐色ノ羽毛ヲ混ズ、嘴ハ黄緑色ニテ先端橙黄色ヲ呈シ圍眼部ハ赤ク、脚ハ黄緑ナリ、翼長360mm、嘴峰ハ55mm、幼鳥ハ體ノ大部ニ褐色ノ斑點及ビ縦斑ヲ散在シ、尾羽ハ基部白色ニシテ前1/3ハ黒褐色ナリ、東部しべりあ・かむちゃっか・千島等ニテ蕃殖シテ、冬季ニハ全國ノ海上ニ群棲ス、』と記述しています。

同様に「ウミネコ」の特徴として、ウミネコはカモメと共に本邦沿岸に極めて多キ種類にして、其鳴聲猫に似たるを以て此名あり、大さ・色彩亦カモメに酷似するも次の諸點異る、
1、翕(キュー:収めた羽)の色カモメより濃色なり、
2、尾羽の先端に近く幅廣き黒帯あり、
3、嘴黄緑色にして、下嘴に橙黄赤色の斑あり、
4、幼鳥にては尾の黒帯の幅カモメより僅に大なり』と詳細に解説しています。
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また、昭和33年(1958)に発行されたフィールドを中心とした小林桂助さん著「鳥類生態写真集:北隆舘発行P47」では『内海、湾内、海岸等でウミネコ、ユリカモメ等の群に混ざって多数見られる。』
ここで注目する点はウミネコの相違点を次のように説明しています。『ウミネコに似ているが尾は純白で黒帶がないので容易に判別できる。然し幼鳥から成鳥に至る幾段階もの羽衣のものがあるので幼鳥は注意せぬとウミネコの幼鳥と誤ることがある。』と記述しています。
加えて、同氏の「原色日本鳥類図鑑P140:保育社発行、昭和31年」では、カモメの幼鳥時の特徴を『上面暗かつ色を帯びるが、尾白く先端に幅広い黒かつ色帯がある。嘴は肉色で先端黒。脚肉色。眼瞼かつ色』、 一方、ウミネコは『全体黒かつ色を帯び嘴は肉食で先端黒、脚肉色、眼瞼黒、尾は黒かっ色』と解説しています。

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なお当時、ウミネコは東北地方の五県(青森藤島・岩手椿島・山形飛島・宮崎江ノ島・福島照島及び島根経島などでは天然記念物に指定されているとも記述して有ります。

また、また、話が変わりますが、名付けの手掛かりを調べている。いつもの「大言海」(昭和7年発刊)では『カモメ〔鴨群ノ約ニテ、(あじむら、すずめ、つばくらめ)小サキ鴨ノ意ニテモアルカ〕又、かまめ。鳥ノ名。常ニ江湖ノ水ニ浮ビテ、魚ヲ食トス、形、鳩ヨリ大キクシテ、觜、尖リ曲リテ、長ク赤シ、脚モ赤ク、三趾ニシテ、蹼アリ、頭、背、灰色ニシテ、腹、白シ、尻ノ羽、上ヘ反ル。江鷗。又、おほがもめ、うみがもめハ、海中ニ棲ム、形、大キクシテ、茶褐色ナリ、叉、黒白斑ナルモアリ、潮來レバ、群リ飛ビテ鳴ク。海鷗』と解説していますが名付けの由来の記述がありませんでした。
このように鳥の名前で語尾に「○○メ」が付ものとして他によく知られているのは「スズメ」があります。これは「スズは鳴く聲、メは群の約、篶群(すずむれ)の義となる。」とされ、ここから類推しますと鳴聲が「ク」と鳴き群れる水鳥、「ク」が「カ」に呼び変わり「カモメ」になったのではないでしょうか?、
他に、「カモメ」に関連して本辞典で『鷗尻(かもめじり):太刀ノ鐺(コジリ・さや)ヲ、上ヘ反ラセテ佩(ハ)クコト。閂刺(かんぬきさし)、落し刺ニ對ス』や『鷗髱(かもめずと):享保ノ頃流行セシ、若衆、叉ハ、青年ノ、女ノ髱(つと)ノ結ビ方、細ク後へ出シテ、末ヲ、上ハ反ラテタルモノ』の解説もあり、江戸時代(1716-1745:徳川吉宗時代)の庶民の生活の中から発生したカモメを使った言葉も同辞典で説明しています。
とある新聞鳥連載記事によれば「かもめ」の名付けは「若鳥には褐色斑があり、それが籠の目に見えたのがその名が付いた」という説もあると解説しています。サテ!サテ!?!

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また、同保育社「エコロン自然シリーズ:鳥」p100では『カモメ類は群れとなって海岸で生活をしており、一羽がエサを見つけるとたくさんの仲間が集まってくる。このためカモメ類は漁師にとっては魚の群れの目印となるので、瀬戸内海の漁師はカモメ類を大切にして、害を加えないようにしている。』とも記述しています。
ここで余談ですが!最近のTV番組で東京首都圏の東京湾に近い中高層ビルの屋上でカモメ類が繁殖をしている状況を中継していました。
この理由は、2011年3月11日に東北地方の三陸沖地方地震が発生し、地震の規模はマグニチュード 9.0で、宮城県で最大震度7が観測された日本の観測史上最大規模だった、海岸域の繁殖地が壊滅状態になってこの場所を失ったと云われています。
そのため、カモメたちにとっては安全で十分に採餌が可能で、且、営巣が出来る繁殖場所を求め、首都圏近くの沿岸域に飛来したとか? そこは、特に、餌場が近くてビルの屋上面は剥き出しのコンクリート造だけではなく、盛土のある樹木の植えた庭園風屋上や巣造り可能な小構造等のある営巣場所を求めていると云う話題もあました。
ところで、Web情報によればリチャード・バックさんによる小説「かもめのジョナサン(英題:Jonathan Livingston Seagull)」は、1970年にアメリカで出版され、日本での翻訳は最初に国重純二さんが行い1974年にその創訳本として新潮社(五木寛之)が出版しました。この小説は、世界では原作本が2014年までに4000万部、同じく邦翻訳本は270万部以上読まれているそうです?
この創訳者のお方(五木寛之)さんは、平成27年7月発行の「かもめのジョナサン(文庫本、完全版:写真ラッセル・マンソン)」のあとがきで翻訳について『創訳翻訳⇒小さい部分は自由に日本語に移し加える姿勢をとった場所も多々ある。』と仰っています。原書が極めて平易な文書で書かれている。(P197)とも記述しています。原文は平易に書かれているそうですよ?!?

ちなみに、英文庫本は、Kodansha English Library 『Jonathan Livingston Seagull:かもめのジョナサン(¥760円)』がTOEICレベル470点~として発売していますよ!






































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