アオアシシギ(青脚鴫) Greenshank 61

トピックス;『色が名をなす』『春ハ五月頃、秋ハ九・十月ノ候本邦ニ渡来します。』『ヨーロッパでは渉禽(シギチ)類の中で一番のビューテフルバード』『紅水面の優雅な姿をご覧あれ!』 『 A Kind of JAPANESE BIRDS 』
   和名「あおあししぎ」:和漢字で「青脚鴫」と書きます。ここ美濃国は内陸部で在りながら旅鳥として春・秋季にチドリ・シギ(渉禽:しょうきん)類が数多く渡来してくれています。観察をするには絶好な地といえるかも??ここでは秋口から春先まで鴫「シギ」の一種である「アオアシシギ」も遣って来て滞在しています。


画像 今から67年前に発刊した改訂増補「日本動物図鑑:北隆舘」のP189で調べますと脊椎動物の鳥網で鷸(しぎ)目の「しぎ科」に属し、当初は學名を「Glotti Nebularius (グラッテス,ネブラリア:Gunnerus」と命名されましたがタカブシギやクサシギの仲間として第一學名を改名し「Tringa(トリンガ) Nebularia」としました。なお、第一學名はギリシャ語で“鳥の一種”、第二學名は“曇ったような色”を意味するとされています。この当時は「クサシギ:Tringa ocrophus」と「イソシギ: Tringa Hypoleucos」の二種類しか記載が有りませんでした。なお、現代の本邦鳥図鑑ではTringaが名が付く類は合計9種となっています。今後も鳥の學名は長年経過しますと科学技術(遺伝子解析等)の発達により改名されることは普通のことかも知れませんね??

画像  さて、この図鑑の説明は『形態前種(あかあししぎ)ニ似ルモ遥ニ大型ニシテ嘴ハ僅ニ上方ニ彎曲ス、春ハ五月頃、秋ハ九・十月ノ候本邦ニ渡来スルモ其數多カラズ、羽色ハ上面ハ灰色ノ地ニ黒色ノ横斑を有シ、下脊・腰ハ白ク、上尾筒ハ白地ニ灰色横斑アリ、尾羽ハ中央ノ2枚ハ蒼灰色、其他ハ白地ニ不鮮明ノ數個ノ黒帶アリ、下面ハ白色ニテ喉・胸及ビ脇ニハ黒斑點アリ、嘴ハ黒色ニシテ、脚ハ緑色ナリ、冬羽ハ背面灰白色ノ地ニ細キ黒褐色ノ横斑ヲ有シ、脊ノ羽毛ハ縁淡ク、下面喉ト胸ノ斑點ハ租ナリ、大サ翼長190mm内外、嘴峰55mm、歐及ビあじあノ北部ニテ蕃殖シ、冬季ニハ其ノ南部及ビあふりか・濠州等ニ渡リ越冬ス、樺太ヨリ臺灣迄各地ニ見ル、』と解説しています。

画像  ところで、和名は「アヲアシシギ」の英語名は『Greenshank:緑色の脚』です。英々辞典でこの「Shank」を調べますと「人の脚の場合、膝頭からくるぶし迄の間の脚」と意味とされています。今一、LegsとShankの違いが解りませんでしたので悪しからず。
ここでイギリスの鳥図鑑「RSPB Birds Britain and Europe」Rob Hume著のP160で調べますと、第一學名で「Tringa」の名が付く鴫は和名で「アオアシシギ・アカアシシギ・タカブシギ・クサシギ・ツルシギ及びコアオアシシギ」の6種です。本鳥の部位特徴を『嘴:Slightly upturned bill (わずかに反った嘴)、首元:Longer necked, less squat than Redshank or Ruff (細長い首、アオアシシギ又はエリマキシギほどの太めは目立たない)脚:Long, grey₋green legs(長く、灰緑色の脚)、背中:Greyish upperparts(灰色系の上面)、腹部;Clear white underparts (明白色の下面)と記述しています。


画像  なお解説本文は次のような内容になっています。『One of the most beautiful of wader, despite a lack of strong colour or pattern, the Greenshank is an elegant, delicate₋looking bird, It is, nevertheless, noticeably bigger than a Redshank, being part way to a godwit in size. It is easily located by it loud, ringing calls that echo around estuaries and inland pools. shy and difficult to observe.; 目立った色や形は欠けているにも係わらず渉禽類(川などを歩いて渡る鳥類)の中では最も美しい一羽である。アオアシシギは優雅で繊細に見える鳥であり、それにもかかわらず、アカアシシギより大形で人目を引き、サイズに於いては半ばオグロシギに該当する。その声高さにより簡単に居場所を探し当てられる、鳴り響く聲が河口や内陸の水溜りなどの周りで反響している。用心深くて観察するに難しい。

画像 次に特徴を『VOICE ⇒Main call distinctive, loud ringing far₋carrying even₋pitch tew⊸tew ⊸tew without accelerating “bounce” or hysterical quality of Redshank.:主な鳴聲は特徴的で、等間隔でチュウ‐チュウ‐チュウとしい加速性は無いが“弾み”、アカアシシギのようなヒステリー的な感じで遠く鳴き響きを伝えている。』
『NESTING⇒Scrape on ground, often near logs, stones, or posts, in grass or heather ; 4eggs ; 1 brood ; May-July . :営巣について⇒地面をこすりとり、たいてい,草木またはヒースで茂った中で伐採された樹、小石、枝木、;一回産卵4個;産卵期;5-6月』
『FEEDING ⇒Probes while wading in shallow water, often very active, running and chasing fish; eats worms, insects, and crustaceans.採餌では⇒浅瀬の中で渡り歩く間は用心深く、たいてい非常に活発的で小走りし魚、ワーム(ゴカイ等)、昆虫、甲殻類を漁る、』また、『Seen in the UK⇒英国での観察時期は通年』と具体的に説明しています。
Key Dataとして『Length ;軆長30-35cm、Wingspan; 翼長53-60cm、Weight; 重さ140-270g、Social; 社会性;小群、Lifespan; 寿命10年まで、Status; 生存情勢: 安心安全(Secure)』と記述しています


現代本邦汎用鳥図鑑ではイラストや写真画像を中心とするため、丁寧に解説してある図書は限定されているかもしれませんね、
なお、本編の第一画像の水面が朱色になっているのは美濃国境川で水深が浅く、朝焼けの太陽(東南東)に向けて(逆光)撮影した結果、偶然、水面が朱色系となって写りました。

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